MRの特殊検査(代表例)


1) 頭部MRA
頭部MR検査の追加検査として行います。血液の流入効果を利用して画像化するため造影剤の必要性はありません。撮像は3D-TOF(3slab) 法を用いています。処理画像だけでなく元画像もフィルム化しています。頚部MRAも同様に造影剤使用なしで検査可能です。


 
2)下肢MRA
造影剤なしでも検査できますが、広範囲の血管を詳細に描出させるため、造影MRA(3D-TOF;3step)にて検査しています。主に閉塞性動脈硬化症のスクリーニングに利用しています。造影剤後の画像から造影前の画像を引き算 (サブトラクション)した画像を元に、最大値投影法(MIP法)を用いて血管画像を作ります。一回の造影剤投与で、腹部・大腿部・下腿部の3カ所を順次検査し、左図の様な全体像を合成します。
※ 造影CTでも血管像を作成することが可能です。頭部・下肢以外の動脈については造影CTの方をお勧めします。
3)MRCP
膵胆管造影に相当する画像を造影剤なしで得ることができます。横隔膜の動きに合わせた撮像法(Pace併用 3D-TSE)と、息止め下の撮像法( HASTE)を組み合わせて評価いたします。膵胆道系の検査には非常に有用な検査法です。
膵がんが疑われる場合は、脂肪抑制併用T1wと全身拡散強調の撮像も合わせて行います。


4)脳ドックMRI
ドック検査のオプションとして施行しています。
T1w矢状断, T1w横断, T2w横断, FLAIR横断, MRA(3D-TOF;3slab), に頚部MRAを追加しています。得られたデータは、パソコンで見ることが出来るよう、簡易Viewerを添付してCDを作成しお渡しいたします。

5)前立腺がんの評価
高分解能横断像 (T1w, T2w)、拡散強調像( b=800, 1500)、脂肪抑制併用ダイナミックMR( 早期35秒後, 後期3分後), T2w冠状断+矢状断を撮像します。T2wでの低信号、ダイナミックでの早期濃染、拡散強調像での強い信号の3所見が揃った場合、確診的な所見としています。