3D画像処理(代表例)
 

マルチスライスCTの特徴
  ●より早く、より細かく、より広範囲に撮像可能
  ●3次元ボリュームデータが得られる
  ●大量の細かな画像をもとに任意の断面や3次元画像が作成可能

撮像は0.5mmと非常に細かなスライス厚を用い、広い範囲の検査であっても7秒前後の短時間で検査が可能です。エックス線CTでは大量の X線被曝が問題となりますが、当院では検査部位・年齢・必要度などを考慮し、常に最低の被曝条件になるよう条件設定を行っています。また事前に個別の症例に応じた検査テクニックを検討し検査にのぞんでいます。一回の検査で1,000枚以上の画像が得られことも多く、モニター診断や3D画像作成して診断します。
 
3Dワークステーションによる画像処理
ZIO STATION2 3次元ワークステーションにより画像処理を行っています。
3D表示には次の3通りの方法が基本パターンです。
(1)MPR(Multiplanar Reformation)
   多方向断層像 
副鼻腔拡大例

実際には2次元画像ですが、任意の方向からの画像を得ることができます。



(2)MIP(Maximum Inensity Projecton);
   最大値投影法 胆嚢腺筋症例

最も信号の強いところを投影して全体像を見ます。強い信号に重なる病変が描出出来ない欠点もあります。


(3)3D-Volume Rendering;
   3D 抽出像 右上顎骨骨折例

通常3次元画像と言えばこの方法を指します。階調のデータを有しているため、色を付けたり画像を分離・加算・引き算などを駆使し、病変に応じた画像を作成します。

  実際の症例 
これら3パターンの処理法を基本とし、その応用として様々な人体画像を作成します。画像の出来具合には、解剖や病変の知識、処理操作能力、美に対する感性などが問われます。
左上より、右乳がん、肺動静脈瘤、左肋骨骨折
右足首骨折、声帯ポリープ
胃がん、胆石症、右上顎骨折